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「釣り求人」の限りなくグレーな罠

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(※写真はタイトルに関連したイメージで、内容とは関係ありません)

 

日曜日、新聞に大抵織り込まれているいわゆる
「折り込み広告」


見ていると「あぁ、これとこれは釣り求人っぽいな」と

一目でわかります。



◆「釣り求人」とは?
=高条件で応募者を集める(エサをつかって魚を釣るような)求人の
ことを指します。
折り込み広告だけでなく、ネット広告でも必ず見かけます。
facebookでもインスタグラムでも。

例えば「たった5分で稼げる副業♪」とか。
怪しさ満載です。安易に個人情報を登録しないようにしましょう。

どうしても興味がある、応募してみたいけどどうかな?
という場合には、サブアドレスや捨てアドレスなど
最悪迷惑メールが大量に来て困ったときにアドレスを変えられるものを
利用するとよいのではないでしょうか?

 

(個人的には応募しないほうがいい、と言いたくなりますが
私でも「これは大丈夫そう」と思って応募したら「怪しかったかも」と
思うこともありますし、「ちょっとに怪しいな」と思っていても意外とちゃんとした
サイトだったりと勘が外れることもたまーにあるので)

 

 

 

◆「釣り求人」の見分け方
こういった類の見分け方が分からない方もいると思うので解説しますね。
絶対、ではないですが「釣り」の場合が多いものを挙げます。

 

①やけに条件がいい
(残業なしで時給1400円など。働き方は「派遣」であってアルバイトではありません。
アルバイトと勘違いさせて応募させるようにわざと分かりづらい書き方をしている求人もあります。もちろんしっかり「派」マークなどを使って表していることもありますが)

 

②会社名が「~サービス」「~スタッフ」など
(こちらも派遣会社であることが多いので、求人をよく読みましょう!)

 

③まずは「応募」を促す
(応募してみると「この求人は埋まってしまいました」「資格がないとだめ」と言われ別の求人を紹介される流れ。人気の求人で本当にすぐ埋まってしまうこともよくありますが、もともと枠がないのにこの求人だと応募が殺到するためまだ出しているというちょっと悪質な企業も多いです)

 

どれも確実に「釣りです!」とはいえませんがグレーなものも多いです。もともと派遣の働き方を希望されている方にとっては「釣り」ではありませんので、とてもグレーといえるのです。

 

また、折り込み広告でクローズ(応募枠が埋まっている)している求人を永遠出し続けている企業は非常に少ないと思いますが、ネットは比較的多いです。

 

 

◆ネットに「釣り求人」が多いのはなぜか?

理由1)折り込み求人の場合は、ネットと比べてお値段が高いです。
紙代、インク代、折り込む手間、配達する手間・・・。
加えて閲覧者も多い、且つ印刷物には編集が加えられません。

ネットは、編集できたり「応募終了」と情報を変更できますが。
ですので例えば折り込み広告に毎週同じ求人がずっと出ていれば、見ている求職者も「おや?」と思うことが多く、「これおかしいんじゃないの?」とバレやすいのです。


対してネットは、どんどん新しい求人が入ってきて古い求人は2ページ目、3ページ目に追いやられます。そのため、「昨日見た求人が今日は5ページ目にあった」ということも当たり前。数も非常に多いので、見ている人も「この前も似ているような求人あったけど気のせいかな?」と思ってしまうのです。

 

理由2)さらに裏事情をお話ししますと、人気の求人とそうでない求人というのは応募の差が天と地くらいの差があります。人気のものだと、数十件以上くることもザラ。派遣会社にとっては「人材」はのどから手が出るほど欲しいものですので、「釣り求人」で人を集めておいて「これはもう他の人で決まってしまったので、こちらの求人はいかがですか?」と他の求人をおススメしたり、まずは自分の会社に登録させてしまうのです。

 

 

理由3)大手企業ですと求人入力専門部隊が在籍していますが、小規模の企業であるほどコンサルタントやコーディネーターが自分の案件を自分で入力するという仕事のやり方が主流です。とはいえ、彼・彼女たちの本職は仕事と人をマッチングさせること。メインは登録者と会う、面談に立ち会うなどの仕事をいつもしているため求人を細かくチェックする暇がないのです!
そのため、気付いたらもう応募終了していたのに求人を下げる(サイトで閲覧できないようにすること)のを忘れていたということもよくあることです。結果的に「釣り」になってしまったこともあるとは思いますが、それに味をしめてわざとやっている会社も少なくありません。

 

ただ、コンサルタントやコーディネーター本人が作る求人は、質が高い!実際に現場を見てきて詳細を聞いていた人が作る求人と、一日中オフィスにいてずっと求人を作っている人が指示書を見て作る求人とはやはり出来が違うのです。



理由4)条件が高いがゆえ、なかなか求めている人が見つからず結果的にずっと出している求人になってしまうこともあります。時給もいいけど求めるスキルも高い。そんなお仕事もあります。応募は山のようにあれど、〇〇の資格を持っている人じゃないとだめなんだよーとか。一見すると「釣り」ぽく見えるのですが、そんな裏事情もあったりするのです。また、採用先の企業の求める人材像が高くてたくさん応募があっても決まらないということも・・・。

 

 

こうして「釣り求人」は限りなくグレーな罠となっていくように思います。
私がこれまで居た会社でも、私自身は「常に求人を新鮮なものに!」と心がけていましたが、100%は無理でした。ですので結果的にそうなってしまったという場合には、どうか許してあげてください。

ただ「明らかにわざとだよね?」という場合には、その会社は注意した方がよいでしょう。

 

 

 

「求人広告」についてはまだまだ語れそうなことが多いので、次回をお楽しみに☆