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仕事を辞めたい!辞める時の適切な言い方、タイミング、伝え方例を教えます(経験談含む)

仕事をやめるときの言い方って悩みますよね?
私も何度も経験がありますが、そのたびおなかが痛くなったり、
前の日眠れなかったり、仕事が手につかなかったり色々ありました。
そんな数多くの経験を踏まえて、今まさにお悩みだというあなたのために
まとめてみたいと思います。

 

 

1:退職申請の話し方練習をしてみよう

上司を呼び出して、会社を辞めたいと思うのです、と言うのは

かなり勇気がいることです。もう何度も経験がある私でも
いまだに震えます。今回が初めてという人ならなおさらです。
脳内では完璧でも、いざ口に出してみると余計な一言を言ってしまったり、
うまく説明できなかったりすることはとても多いです。

ぜひ友人、家族、同僚などに練習台になってもらいましょう。

「こういう風に言おうと思うのだけど」と実際に一度、口に出して
見ましょう。どうしても練習相手がみつからないのなら、一人で口に
出すのでもOK。「実際に口に出してみる」という行為が大切です。

練習相手がいる場合、「こういう風に言ったほうがいいんじゃない?」
「なんだかえらそうに聞こえるよ」など適切なアドバイスをもらえることが
多いです。自分では上手く言えた、と思っても一番大切なのは
「相手がどう感じるか」です。

言い方をめぐって練習相手とケンカになることもあるでしょう。
相手と考えが食い違う場合には「じゃあ、〇〇(相手)はどう伝える?」
と相手が良いと考える退職申請の話し方をヒアリングしてみるのも
とても勉強になります。「相手がどう感じるか」を実体験できるからです。


 

2:まずは「お手すきのときにお時間ください」と上司に伝えよう
申請のタイミングは最低でも1ヶ月前、決意はもう翻らないぞと決まった時点で
なるだけ早い方がいいです。とはいえ、「早く言いたい」は自分の都合。
出社して早々「おはようございます。部長、私、会社辞めます」はNGですよね?
特に朝は、仕事がデキる人ほど重要度の高い案件をこなしていることが多い
(職種にもよりますが)ので、まずは上司の様子を偵察しましょう。

よっぽど暇そうだったら朝イチでもいいですが、常に急がしそうなら
「お手すきのときに少しお時間ください」という声がけがベストです。
向こうが「今なら話、聞けるけど?」という時に声をかけてくれます。
この一言を言わず、いきなり話を切り出してしまうと怒られてしまうことも
多いので注意しましょう。


3:結論、理由の順で伝えよう
「実は親の具合が悪くて、私自身も別にやりたいことができたというのもあって~」
と理由を先に言いたくなりますが、聞いている側としたら「つまり何???」と言いたくなります。まずは「実は退職したいと考えています。」と結論から言いましょう。

あっさりと「そうか、分かった」で終わる場合もあります。
「で、理由は?」と聞かれたら詳しく理由を伝えましょう。

 


4:辞めたい時期とその理由も伝えよう

〇月で辞めたい、という目処が立っているならその日程も併せて伝えましょう。
とはいえ、必ずしも〇月でやめられるとは限りません。
仕事によっては引継ぎが必要な仕事もあるでしょうし、逆に仕事のモチベーションが下がっている理由による退職なら「もう今日で辞めてもらっていいよ」といわれることだってありえます。辞めたい時期に辞められないかもしれない、という点は十分念頭に置きつつも、希望を伝えることは必要です。

 

 

5:会社から引き止められる場合、どうしたらよい?
「〇〇さんがいないと困るよ!」などと引き止められる事もあるでしょう。
「次の仕事が〇月からはじまります」など、やむをえない事情があれば引き止められる確率も少しは減ることでしょう。
また、突然「辞めたい」と退職申請を切り出すのではなく、休職や勤務日数を減らしたいなど、条件緩和交渉からはじめてみるのもいいと思います。
「もうやめるしかない」と思っていたけれど、ダメ元で聞いてみたら
「残業無しでもいいよ」「週4日でいいよ」と言ってくれることもあります。
急に辞める、と言われると会社側もビックリしてしまいますが、段々フェイドアウトしてていくのも、1つのテクニックだと思います。


◆退職申請 体験談◆
1、とにかく辞めたくてしかたなかった新卒時代、どう辞めたか
私が新卒の時は、内定の会社とは違うグループ会社に配属なってしまったため、
仕事内容が180度違ってとてもつらい日々でした。とにかく辞めたくてしかたなく、上司との面談で「もう辞めたい」と伝えても「お前なんて他の仕事なんかできるか」
と言われ、これは数年ものトラウマとなりました。
結局、辞めることができず我慢に我慢を重ね、自分でも努力してみましたが、
やっぱり違うな、と思い「当初内定を受けていた仕事をやっぱりやりたいんです」と
直訴したところ、やっと退職が受理されました。

今振り返れば、入社して数ヶ月で辞めたいと言う甘い考えの私を放り出さなかったあの
会社にも愛があったのだなと感じます。ネガティブな退職申請は通らない事があるので、そんな時にはポジティブな内容に変えてみると通りやすいです。


2、「そろそろ辞めたいなぁ」と思ったけれど一旦我慢した中途社員時代
新卒から転職したものの、理想と現実は違い。
やりたかった仕事は私には向いていない仕事でした。
漠然と「辞めたいなあ」とうっすら思っていた頃、同じ支店の先輩が一足先に
辞めることに。うっすら辞めたいのに、むしろ辞める人の引継ぎを任されることに

なってしまいました。引継ぎしている途中も「あぁ辞めたい」という声が喉元まで

出かかる始末。結局、引き継いで数か月で私も辞める事になりました。
いっそ、「実は私も辞めたいのです」と言ったらどうなっていたのだろうと思います。
辞めるタイミングを見計らっている時に私のような状況に陥る場合もありますので、
タイミングって大事だなと思います。

 

 

3、退職理由に嘘はなるべくつかないようにしよう
生まれながらに嘘が上手な人ならいいですが、付き慣れていないとやはりぼろが出てきます。「あの時言ったことと違う」などバレてしまうことも多いので、嘘はおすすめしません。ブラック企業などでどうしてもやめたいときには、「家庭の事情で」「親の介護が」などを理由にするのが無難です。
「辞めたらもう会うことはないだろう」と思っていても世間は狭いです。
立つ鳥跡を濁さず、を意識し辞めるから何でもありはやめておきましょう。
結局、同じ業界で転職することになれば、元職場の方との関わりもまたあります。

私自身、嘘をついて辞めようとして、でも恐らくバレていて。
それに知らんふりして辞めたこともあります。
嘘をつくのは本当に最後の手段として使った方がよいです。



このご時世、転職も当たり前のこととなりました。
むしろ一生、一社なんて方が珍しい。
だからこそ「会社の辞め方」ってもはや一種の処世術となりつつあるのではないでしょうか。「いい辞め方」とはみんなから惜しまれる辞め方だと思います。それは「辞めたい」と思ってからはじめてもできるものではありません。会社からの評価があるかどうかで、「辞めないで」「残念だ」と言われるかどうかが変わってくると思います。

別に残念がってもらわなくてもいい、とにかく何でもいいから辞めたい!という時だって人生で一度くらいあります。そんな時は「あぁ今回はジョーカー使っちゃったな。次はもう少し上手に辞めよう」と反省しつつ、まだお仕事ライフを生き抜いていけばいいのではないかと私個人は思います。