元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

人材・派遣・転職について、仕事や転職が上手くいかない方に向けて語っています。

「産後の仕事探し」「産後いつから働く?」仕事はフルタイム、正社員以外の選択肢もあるよ!

 

産後の仕事復帰。法律的にいうと、
最短では産後6週間で職場に復帰できる
といわれています。
仕事LOVEで戻りたくて戻りたくて仕方ない。
そんな方なら、
産前から計画的にパパと相談し、
便利な家電を購入したり、
シッターさんの予約、
病児保育の予約など
根回しできることはたくさんあるので、
やり尽くしておいて欲しいと思います。

 

◆産後は出産よりもつらい!の事実…。

しかしです。
出産もつらいですが、産後はもっとつらい!!!!
私は出産するまで私は
気づくことができませんでした。
なぜって世間ではそんなこと
誰も一言も言ってはくれないからです。

出産は生まれてしまえばこっちのものですが、
産後は終わりません。
完全母乳であれば定期的な授乳が必要です。
ただ添い乳は寝ながらでもできる場合がある一方、
ミルク育児は寒い冬でも起き上がってミルク作り
しなければいけません。

母乳、ミルクどちらにしても出産したその日から、
ぐっすり眠るなんてできなくなります。

しかもいくら赤ちゃんが大声で泣いても
パパはグーグーいびきを
かいて全く気付かない!!
どうしてもつらいならパパにミルクを
作ってもらおうなんて思っていた私が甘かった…。
男性は赤ちゃんの夜泣きに気付きづらいのだそうです。
ですので、いくら産前に
パパに協力をお願いしていたとしても
「こんなはずじゃなかった」ということとなる可能性は
非常に高いです。

 

夜中、定期的に起こされているため、朝がきてもぼーっと
してしまいますし、授乳していると体力を奪われるため
産前のようにてきぱき、バリバリ、きびきびなんて動けなく

なります。

 

◆認可がダメなら
「ゆっくりと仕事復帰する」という選択肢もある!

私自身、保活しましたが激戦区に在住していたため
とても無理…という手ごたえでした。
それは産前から十分感じていて、会社側にも幾度となく
伝えていたのですがやはりそういったことは
当事者でないと理解できない、
自分ごとに捉えてくれないなと感じました。

 

認可保育園に入れるために
まず認可外に入れて実績を稼ぐと
いう手法もありますが、
認可外に預けて働くなら無理せず
少しずつ仕事復帰していく選択肢もあるということを
言及しておきます。

 

認可保育園の場合は、
預ける=働くという選択肢しかありませんが
認可外ならママが働かなくとも預けることは可能です。

 

またいきなりフルタイムや
フルに近い形態で働くのではなく、
単発や短期、派遣といった働き方もあります。

 

高い認可外保育料を払うためには共稼ぎしかないのよ!
というご意見もあるかもしれませんが、我が家の場合は
「今、家計が楽でないとしても長期的にみて数年後取り返そう。
また産前の貯金でやりくりしよう」という心持ちでした。

 

◆産後、赤ちゃんの病気は通過儀礼

この経験がママを一人前にしてくれる

出産を機に仕事をやめて、
認可外に預けたいから
新たに新しい仕事で働きだすというママは特に注意です。
保育園に預けだすと必ず赤ちゃんは風邪を引くなど
病気を貰ってきます。病気をしない赤ちゃんはいません。
(定期的に風邪を引くことで、
風邪菌への免疫をつけていくから
ある種の訓練ですね)
急な欠勤にも理解がある新しい職場であればいいですが、
そうではないとどうしても働きづらくなってしまいます。

 

私の息子は予防接種を打ったら副反応で熱が出たり、

インフルエンザ予防接種を注射したらその日にインフルに

かかったりと想定外の病も多々ありました;

嘔吐、下痢が止まらないなど
軽い病気は一通り経験した気がします。

赤ちゃんの初めての病気は
どう対処したらいいかわからず、
パニックになることも。
夜間救急や休日診療に駆け込むことも
何度がありました。
ただ、このように赤ちゃんの病気を
ママも乗り越えることによって、
「こういうときはこう!」という
マニュアル、ママとしての経験を得ることができ、
ママ自身も一人前のママになっていくことができる
のだと思います。



加えて慣れない育児で疲れているママは、
赤ちゃんの風邪が移ってしまうことも多く、
「もうどれだけ休めばいいんだ!」と
欠勤の連絡をするのが自分自身嫌になることもありました。
そんなとき単発や短期の仕事ならパパの休日に働いたり、
親子の体調の様子を見ながら働くことができます。
派遣の場合は、派遣先と自分の間に
派遣コーディネーターという担当者が調整に入るため、
新米ママに理解の厚い職場を探してもらいやすいです。
(自分自身でそういった職場を見つけるのは、
なかなか難しいですからね;)


新しい職場に慣れるまでは
大変なことも多いので、
無理して産後にそれを経験しなくてもいいのではないか
というのが私の持論です。

 

◆ワーママから専業主婦に転職したっていいじゃない?

「産後落ち着いたら働かなくちゃ!」

「育児だけじゃつらいから外の空気も吸いたい、働きたい」

などママの数だけ、働きたいの理由もあるかと思います。
ただ、もう1度言いたいのは産後には終わりがないということ。

赤ちゃんが3カ月になっても、1歳になっても、3歳になっても、

5歳になっても産後は産後なんです。


筆者は現在、5歳児育児に奮闘しており、新生児よりは楽に

なりましたが5歳児には年齢なりの大変さがまたあります…。

女性は男性と違い、出産という大仕事がありますが

男性は一生働き続けなければいけない反面、女性は

人生の節目節目があり、そのタイミングでの転職というのは

最も正当性の高い転職となるのである意味、チャンス!

 

副業、在宅勤務など今は働き方の選択肢が非常に多いです。

子どもが小さいうちは週1日働くでも全然ありだと思います。

ワーママの世界にいると「働くのが当たり前」

「働かないなんてありえない」という価値観だと思いますが、

いざ専業主婦の世界に入ってみると、価値観の違いにはじめは

衝撃を受けたりします笑。

 

でもワーママだったり、専業主婦になってみたり、
色々経験してみることで新たにやりたいことが見つかる
なんてこともあるはずです。
一生ワーママ!一生専業主婦!と自分を縛り付けず、

もっと自由に生きたっていいんだよというメッセージで

締めさせていただきたいと思います。