元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

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「正社員として働き続ける」という働き方ができない方へ

正社員として何となく働けている人からすると特にコツとか何もないけど?と思うかもしれませんが、「正社員として働き続けることができないタイプの人」からすると、尊敬されます。

 

 

そう、世の中には「正社員として続けられる人」と「そうでない人」がいます。「そうでない人」の1タイプとして、芸術家タイプが挙げられます。自分の美学とかセンス、頭の中で描いているもの、過程などをとても大事にしているから上から変更や修正を求められても簡単に変えることができない。「自分の仕事」だから、他人と仕事を共有したり、自分の作り途中のものを他人に変えられたりすることが許せない。こんな人は、組織の中に居続けることが苦しくなってしまいがちではないかなと思います。

ひと昔前の終身雇用制では正社員であることの“旨み”がたくさんありましたが、現代ではメリットが薄れてきていると感じる人も多いのではないでしょうか?無理せずとも正社員として続けられることができるならそれもよいけど、「正社員」は決して「人生として正しい道」ということではありません。組織に馴染めない、同じ仕事をすることに飽きてしまう、上司を尊敬することができないなら契約社員やアルバイトだってよいと思います。正社員にこだわって会社を転々とするよりは、働き方を変えてでも「働き続ける」ことに意識を変えてみるとよいかもしれません。

転職したくても家庭があるからできない、というのを「嫁ブロック」と言うらしいです。先日、ニュースでやっていました。サラリーマンから経験もない分野のスペシャリストを突然目指す(収入見込みなし)!と言われたらさすがに嫁ブロックされるかもしれませんが、大抵の場合は、嫁よりもご自身の気持ちなのではないかなと思います。本当に転職したいと、したくない仕事なんて1ミリもできなくなるものです。