元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

人材・派遣・転職について、仕事や転職が上手くいかない方に向けて語っています。

転職先を決めないまま退職した場合は、失業保険を貰ってベストなタイミングで転職しよう!

働いている間に次の転職先を決めると、経歴に空白期間を作ることなく転職できるので大きなメリットではありますが、仕事終わりに転職活動をするってなかなかハード!実際、ほとんどの方が「やってみたけどできなかった」と口にします。

結局、次が決まらないまま退職となってしまったなら、退職日の翌日にハローワークに行きましょう!失業保険を貰うためです。失業保険は、前の職場で12か月働いていたら貰えます。且つ、12か月全ての月で11日以上勤務していた場合です。失業保険を貰うなら、きちんと貰い切るか、なるべく早く転職先をみつけて再就職手当を貰うとよいでしょう。

 

【失業保険とは?】
社員として働いていると、給与から「雇用保険」が引かれていませんか?給与の0.5%も引かれているんですよ。雇用保険を払っていたなら、仕事がなくなったとき貰えるお金=失業保険、です。


【失業保険は貰えるまで時間がかかる】
失業保険を貰うにはハローワークに行けばいい、というのはご存じの方が多いと思います。が、当日貰えるかと思ったら「え、こんな先までもらえないの?」と思うかもしれません。まずハロワに「会社辞めました!」と申請してから7日間は“待機”しないといけません。(他の仕事をしてはいけない)待機期間を過ぎたら、会社都合退職の人は1か月、自己都合は3か月さらに待ってやっと受給が開始されるのです!

 

 

 

【早く転職先を決めてお祝い金を貰おう】
「こんなに時間がかかるなら早く転職した方がまし」と思うでしょう?失業手当を貰い始めてまだ間もないなら再就職手当という名目のお金がもらえる場合があります。

 

 

【次はどうにも決まりそうにない、スキルもなく先が見えないなら職業訓練を受けよう】
ある程度スキルがある人は、すぐ次の会社も見つかると思いますが、「新卒だけどすぐやめてしまった」「営業職はもう嫌、次は事務職がいいけどパソコンが使えない」「自慢できるスキルが何もない」「やりたいことはあるけど、素人同然」こんな場合は、ハローワークの職業訓練を受講するとよいでしょう

会社を辞める前までは、辛くて辛くてしかたなかったのに、辞めてみたら「あれ、気持ちがこんなにラクになるなんて!」ということもあります。フラットな精神状態で初めて次のステップも考えられるものですので、「仕事をしていない期間を作りたくない」と焦りは禁物。「本当にここで働きたい!」と思える会社をじっくり見つけてください。そのためにはハローワークにお世話になりましょう。

大企業だと、退職時にご丁寧にハローワークの書類を渡してくれるところなんかもありますが、大抵は誰も教えてくれません。ですので「失業したらハロワ」これだけまずは覚えておきましょう。