なぜ私が人材業界に長らく身をゆだねているかというと、小さい頃から「やりたい仕事がなかった」からでした。幼稚園のときに「将来なりたい職業の絵を描いてみて」と言われて、女の子はお花屋さんやケーキ屋さん、男の子は警察官や消防士さんを描いていましたが、私はどれもピンとこなかったのです。どれもやりたくないなぁと思っていました。その頃、「魔法の妖精ペルシャ」が大好きで見ていました。
ペルシャは毎回、いろいろな職業のスペシャリストに変身するのです。それがとっても魅力的でした。その頃から「何か一つをずっと突き詰めるのではなく色んなことをやってみたい」という願望を持ち始めたのかもしれません。
あっというまに大学生になり、就職活動で自己分析などしますが適性診断などは大抵、芸術家や小説家など。確かにやりたいけどでもそれじゃすぐに稼げないし・・・。企画などが出来る会社に応募してみたものの全滅。本当に当たりもかすりもしなくて笑えました。そんなときハローワークでインターンシップの応募があり、面接を受けたときにその面接官が親身になってくれました。そのときに「あぁ、こういう仕事してみたいな」と思ったのがきっかけで人材業界にやっと的を絞ることができました。
そこからはやっと面接まで行けるようになり、9月ごろやっと内定を貰いました。(私の時代は早くて4月には内定貰っている人もいて、夏前に決まっているといいよねという雰囲気でした)