先日、幼稚園の先生から「未就園児が
最低限できるようになるといいこと」
についてお話をいただきました。
1、挨拶
2、返事
3、着席
この3つなのだそうです。
でもこれ、社会人としてもとても大事だと思いませんか?
◆挨拶
挨拶はしてもしすぎることはない、と言われるほど大事です。
たしかに社会人当初の頃、「挨拶=恥ずかしい」と思っていました。
でも挨拶は「しない方が恥ずかしい」んですよね。
昔は勝手に「この人は挨拶しなくてもいいか」
と勝手にジャッジしていましたが、
後々になって「やばー、この人にもしておくべきだった」
なんてことも。
そもそも下っ端のくせに勝手にジャッジするなんて失礼
極まりない行動というのを当時は気づきませんでした。
ジャニーズの面接でジャニーさんが用務員の恰好をしていた、とか
私立小学校の面接で校長が清掃員の恰好をして挨拶するかどうか見極める、
なんて話もよく聞きますよね。
恥ずかしい、できないというフレッシャーズは
新人研修や外部の研修など受けて自分を鍛えてもいいくらいです。
私自身は、新人研修と営業職で克服できました。
挨拶は、仕事しているしていないにかかわらず、生きている限り
必要になってきます。もう腹くくって挨拶できる人間となり、
素敵な大人の仲間入りをしてしまいましょう。
年齢を重ねるほど、挨拶できない人、中途半端な挨拶
(「あ、ども」とか「おざーす」)はカッコ悪いですし、
仕事のできる人で挨拶出来ない人は皆無です。
たった挨拶できるできないだけで、仕事できるできないの
評価につながってしまうのですから…、
◆返事
仕事の場では返事をしてもらえないと、理解しているか
聞こえているかなどの判断ができないのでとても困ります。
挨拶もそうですが、喉から声を出すのではなくて
腹から声を出すのが重要ですね。
体育会系の部活や吹奏楽などやると、自然と身に付きやすい
かもしれません。
「ハイ」の“い”の時に軽く口角が上がると、尚良いです。
同じ返事でも「はいはい」「はーい」は印象悪。
クセになっていないか確認するとよいでしょう。
電話の際は「はい」「えぇ」を交互にし、合間に
「かしこまりました」など挟むと立派な社会人電話トーク
完成です。
加えて、分からない時には素直に「分からない」と言えるか
どうかも意外と大事です。
◆着席
「こんなの誰だって出来るだろう」と思うかもしれませんが、
静かに座り続けるのが苦手でひどい貧乏ゆすりをする人、
長時間座っていられない人などもいます。
「どの仕事も続かなった。自分なんて働く価値なし」
と思ったとしても、しっかり着席できているのであれば
「最低限のことができている」と自分を褒めたって
いいと思います。
私自身、社会人当初は仕事時間中
ずっと座っているのがなかなか苦痛でした。
何年かしてやっと慣れていった気がします。
いかがだったでしょうか。
「社会人として大事なこと」は
「人として大事なこと」と根本は一緒です。
だから「未就園児ができるようになるといいこと」と
同じなんですね。幼稚園の時だって、社会に出る時だって
結局同じことを求められるわけなのですから、早めにクリア
しておいた方が楽、という気持ちで取り組んでみてはいかが
でしょうか?
そして、この3つさえ出来ていれば働き口はどこかにきっとある!
「どうしても見つからない」という時にはこの3つがしっかり
出来ているのか?と自分を疑ってみてください。