元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

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【Uターン転職】未経験30代40代に穴場の転職スタイル

前回も話題にしたUターン転職ですが、
本当に私の周りでじわじわと割合が
高まっています。

前回は女性に焦点を当てていましたが…
男性も然り!

最近聞いたケースでは、

40才になる男性。
長年、フランチャイズ系列に勤めるも
・経営側に回る気はない
・福利厚生が薄いことに長年不満
・そもそもこの仕事が自分に合っているかも疑問
ということで一念発起。
地元に還って転職を決意。

正直、周囲からも
「彼は仕事が決まるのか?」と
疑問の声で一杯でしたが
なんと即内定。

 

どんな会社なのか話を聞くと
福利厚生はもちろん、事前研修も手厚く
本人も驚いているとのこと。
その彼がチョイスしたのは
まさに穴場の業界だったのです。

 40代で転職しやすい業界、といえば
このように言われていますが
彼の選んだ業種は研究・製造業。
白衣も着る、つなぎも着るということで
どちらかというと肉体作業系の
ブルーカラーに近いようです。


◆Uターン転職において、

なぜブルーカラーは穴場の業界なのか?
まず都会では、圧倒的にホワイトカラー
(オフィス業務の仕事)が多いというのは
言うまでもありません。
そもそも都会で働きたい人が多いので、
採用される確率が下がります。

それに対して地方に目を向けると、
深刻な人手不足です。
都会では評価がイマイチな人材でも、
Uターン転職することで
貴重な人材とされるのです。


一般的に
ブルーカラーは大変そう、給料安そう」
というイメージですが、
本社は地方だけど支社は全国にある、
というような安定企業も
珍しくありません。

 
一方、ホワイトカラーは
営業職であれば雨の日も雪の日も
1日中外周りしなければならない
ケースも少なくありません。

 

仕事内容によっては、
製造系の仕事より営業職の方が
よっぽど肉体労働ではないか?
と思うものもあります。

地方であれば外回りも車がメインの
場合が多いですが、
都会であれば逆に電車利用の場合が
多く、乗り換えや満員電車など
ストレスは後者の方が多いのでは
ないでしょうか?

今、都会に人口過多となっている中、
トップに登れないのであれば
敢えてマイノリティー側に行ってみるのが
穴場と言えるのではないでしょうか。

都会では「ただの40代」でも
地方からは「都会で経験を積んだ40代」
という見え方になるのですから。

「敢えて大多数の戦場で戦わない」
ことで
自分の価値を上げる 


これって新しい転職の仕方なのかも
しれません。