元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

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転職早々、年下にタメ口はアリ?無し?

今回は転職先での話し方についてです。年上にタメ口はもちろんNGですが、では年下だと確認できればタメ口でいいのでしょうか。

大事なのは「自己判断しないこと」。相手がいるからこその会話、コミュニケーションだと思います。相手が「いいよいいよ、タメ口で」とwelcomeだったり、「敬語使わないで!」とイヤそうにしていたら、謙虚な姿勢を取りつつもタメ口に移行していっても構わない合図の可能性は高いです。

でも、ぽろっとタメ口が出てしまったときに相手の反応が良くなかったら、その反応を見逃さないでおいたほうが適切です。年齢を重視する人もいれば、勤続年数や仕事に携わった経験を重視する人もいると思います。「タメ口はフレンドリーでいいじゃないか」と考える人もいるかもしれませんが、敬語を使わない=相手に敬意を払っていないということにもなります。

先方もタメ口が嫌い、なのではなく敬意を払ってもらっていないことに対し、違和感や嫌悪感を感じているケースも往々にしてあると思います。

一番最悪なのは敬語を使っている先輩に対して「タメ口でいいですよ?」と言ってしまう転職者…。それは職場の先輩が発言していいワードであって、後から入ってきた転職者、例え年上で経験もあったとしても、放ってはいけない言葉だと思うのです。

転職して早々、また関係性もできていないうちからそんな言葉を言ってしまう人は、勘違いも甚だしいということに早く気付きましょう。謙遜し過ぎて損することはありません。

たかが言葉ですが、それで職場の方々に嫌われてしまっては、居心地も悪いし、結果的にまた転職せざるを得ないケースにもなりかねません。転職は良い職場に転職すればOK、ではなくその後どう立ち回るかが重要になってくるのです。その一つが口の利き方とも言えると思います。