元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

人材・派遣・転職について、仕事や転職が上手くいかない方に向けて語っています。

失業保険不正受給はなぜばれる?不正受給にならないためにはどうしたらよい?

不正受給の話題が好評(?!)のため、もう少し詳しく
書いてみたいと思います。


◆不正受給とは?

失業給付の支給を受ける手続きのなかで、次に挙げるような
事を行った場合、実際に支給を受ける前であっても
またいかなる動機にもかかわらず「不正受給」として
厳しい処分が行われる、と言われています。


1:離職票、その他各種証明書や支給申請書などの
内容を偽って記載、または改ざんしたものを使用したとき

2:受給資格証を他人に譲渡したり、他人に失業認定を
受けさせたとき

3:労災保険による休業補償給付や健康保険の傷病手当などを
受給しているにも関わらずその事実を申告しなかったとき

4:失業認定申告書に偽りの申告を行ったとき
・就業や就労(パート、アルバイト、派遣、見習いや試用期間、
研修期間、臨時雇用、日雇いなどを含む)をしてその事実を
申告しないとき、また採用年月日を偽って伝えたとき

・就職していないのに就職したと偽ったとき、
また事実と異なる内容の再就職手当などの申請をしたとき

・自営(準備期間含む)や請負をはじめているにも関わらず
その事実を申請しなかったとき

・会社の役員を就任しているにも関わらずその事実を
申請しなかったとき。尚、名義だけの場合も該当します

・内職や手伝いをした事実とその収入を申告しなかったとき


・求職活動の実績がないのに、事実と異なる申請をしたとき
※利用した機関などへ問い合わせなどにより事実確認を
行なう場合があります

 

◆不正受給とならないためにはどうしたらよい?

事実をありのまま記入することが大前提です。
失業保険は人生でそう何度も経験することではないと
思うので、分からないことが出てくるのは当たり前。
分からないことはハローワークの職員の方に
気兼ねなく聞きましょう。

 

 

◆不正受給はどのように発覚するのか?

一番多いのは投書や電話などの通報によるものなんだ
そうです。その他、ハローワークの事業所調査や
家庭訪問などによる発見、コンピューターシステムによる
発見、とされています。

また不正受給の疑いがある場合にはハローワークによる調査
が就職先の事業所などに対しても行われます。

 

~申告は 正しく漏れなく ありのまま~


以上、雇用保険受給資格者のしおりを参考に
執筆させていただきました。

 

 

失業保険受給中のアルバイトの申請、不正について

過去記事の

jinzaitenshyoku.hatenadiary.jp


にご質問をいただきました。


 

 

どこを探しても載っていなかったので質問です。
例えば、雇用保険(失業保険)受給中にアルバイトを
3時間した日と4時間した日があり、3時間した日は
減額支給される収入だったとします。
アルバイトした日、全てを4時間働いたことにして
申請するとばれますか?

本来はダメですが 、職業訓練を受講したいがために
アルバイトをして残日数稼ぎをしている方もいると思います。
また、できるだけ減額支給をさけ、
満額受給したいという方もいると思います。

働いた時間がばれるということはあるのでしょうか?

記事にアルバイトの申請で、
多少の間違いはかまわない風に書かれていたので気になった次第です。

 



まず
雇用保険(失業保険)受給中にアルバイトを
3時間した日と4時間した日があり、3時間した日は
減額支給される収入だったとします。」

についてですが…。
3時間した日は減額支給される収入?

雇用保険受給資格者のしおり」によると
失業認定申告書において、
「就職・就労」とは原則として1日の労働時間が
4時間以上のものです。

 

また、雇用保険の加入条件を満たしている場合や
契約期間が7日以上の雇用契約で、週の所定労働時間が
20時間以上、かつ週の就労日が4日以上の場合は、
継続した就労とみなされ就労していない日に関しても
基本手当の支給はありません。

内職や手伝いの場合には収入の額について基本手当が
減額される場合があります。

 

失業保険中のアルバイトの減額システムについては、

https://uluss.com/outlookshare/arbeit-gengaku-sikumi/

↑このあたりの記事が参考になるのではないでしょうか?


不正な手段または偽りの申告により、
基本手当やその他の給付を受けたり受けようとするときには
処分が行なわれる、と雇用保険受給資格者のしおりには
書かれています。

 

満額欲しいというお気持ちは分かりますが、
実際の金額との差額が微々たるものであれば
その金額はリスクと釣り合うものかどうか、
考えるとよいかもしれませんね。


不正すれば

(1)支給停止
不正を行った以降、一切の支給はされない

(2)返還命令
不正に受給した金額については、全額返還が命じられます。

(3)納付命令
不正に受給した金額の2倍の額を即刻納付しなければいけません。
ですので、不正に受給した金額の3倍の金額を返還、となります。
即刻対応できない場合には、延滞金が加算されることもある。

 

となります。

 

 

最後に。
職業訓練を受給したいからアルバイトしているかどうかは、
ハロワ側には判断しきれないところかと思います。
とはいえ、これらはあくまで一個人の見解です。

 

 

※過去記事の一部文面を修正させていただきました。

 (「多少の間違い」について書かれていました。
この表現が不正を牽引している可能性があったため。
不正のために使われるのは本意ではありません。
ご了承ください。)

 

派遣 営業担当とのご飯、お誘い、恋愛について

派遣営業さんからご飯のお誘い、これって特別?

派遣スタッフと営業担当は

・面談前の打ち合わせ
・契約書類の確認
・入社前の打ち合わせ
・契約延長の確認
・仕事に関する悩み相談

等で何かと打ち合わせすることが多いものです。
ほとんどの場合、カフェかランチを兼ねての打ち合わせ
ですが、なかには
カラオケ、ラウンジ、バーなどで
打ち合わせすることも。

特に、イケメンの営業さんからお誘いを受けた場合、
男性に免疫が少ない女性は「これって私にだけ特別なの?!」
と思うかもしれませんが、営業担当がカフェや飲食店で
スタッフと打ち合わせするのは日常茶飯事です!
1日3軒、カフェで打ち合わせ、ということもザラ!!!
(正直、全く喉は乾いていないのです。
ですが打ち合わせする場所がないため、
しかたなく注文しています…。)
ですので全く特別ではないと考えましょう。

普段、奢られ慣れていない人からすると
「奢ってくれるなんて!」と思うかもしれません。
営業担当もカフェやランチでいくらか使うのは、
仕事としての必要経費として割り切っていますし、
経費として落とすことのできる会社も多いです。

 

 

派遣営業、スタッフと呑みに行くのはどんな時⁇

営業担当もスタッフもお酒好きで、気が合えば
「プライベートで行こう!」ということも
ありますが、そうでなくとも呑みに行く場合も
あります。

①派遣を卒業して派遣先へ直接雇用となった

派遣を卒業しては派遣先へ直接雇用となると、
営業担当とスタッフという関係も卒業となります。
こういった場合、同性同士であってもスタッフの
方から「〇〇さん、呑みにいきませんか?」
と誘われることが多いです。
私は、スタッフの彼氏さんも含めて呑んだことが
あります笑。そういったお誘いを受けるのは、
スタッフさんとの関係性がよいからこそ。
嬉しいですが、派遣スタッフを卒業されるのは
実は悲しい!売り上げが下がるので。
ですので、ニコニコしつつも内心は悲壮感
を隠しながら飲んでいることもあるのです。


②派遣スタッフが派遣先で悩みを抱えている

派遣スタッフの仕事が終わってからゆっくり
話す場所、となると居酒屋しかやっていない
から自然とそうなることも少なくありません。

またお酒が入った方が、お互い屈託なく話す
ことができたり、スタッフもリラックスして
悩みも話せるので、居酒屋をチョイスする
場合もあります。

 

派遣 営業担当とスタッフの恋愛って実際あるの?

実際、スタッフと付き合っていたり、
関係をもっていたり、という営業担当もいました。
主にイケメンの営業担当さんに多かったようです。
一方、仕事はできても顔はイマイチの営業担当さんが
お見合いパーティーに出ていることもありました。
(可哀想すぎる…)
派遣の営業担当だから全員が全員モテるわけでは
ないようです。

圧倒的に男性営業と女性スタッフの恋愛が
多かったです!派遣は女性が利用する割合が
多いからだと思います。


営業という職種上、私の周りの男性営業さんは
口が達者、口が立つ、口が上手いという人が
多かったです。見た目も大事なので、割と
モテる人も多かったなぁという印象。

営業担当とスタッフが結婚した、なんて
話を聞いたこともありました。
いわゆる職場恋愛の部類に入るんでしょうね。

派遣の男性営業担当となると、仕事内容に
よってはたくさんの若い女性と接する機会が
多い場合もあるので、彼氏が営業担当だと
心配…という彼女さんの気持ち、よく
理解できます。


企業が転職者に求めるスキルは何ですか?

新卒者と転職者の市場は違いますし、求められるものも違います。
まず企業が新卒者に求めるものは何でしょうか?

■企業が新卒者に求めるものは、ワークスキルではない
そもそも新卒者に仕事に関するスキルは要らない場合も多いです。
資格や一定の技術が必要な職種なら別ですが、一般的な仕事であれば
「仕事ができるか?」よりも他のスキルを重視している企業が多いです。


なかでも、
・コミュニケーション能力
・忠誠心
・ピュアさ
・ガッツ


この4つが、企業側の求めるスキルだと思います。
海外テレビドラマ「スーツ」をご覧になったことはありますか?
このドラマでは、部下が上司へ忠誠心があるかどうかが物語のカギになるシーンが、
何度もあります。日本の就職市場において、「忠誠心」というワードは
あまりメジャーではない気がしますが、このドラマを見ると忠誠心の大切さにハッと
させられます。

 

 

 

ピュアさについては、世間の事を何も知らないような純度では問題ですが、
上司に言われたことに対して刃向わない、素直に動くことのできるピュアさ
とても大切です。加えて、初めての社会人デビューではつらいことも多いです。
そのときに、ピュアなハートを持ち合わせていながらも、負けじと耐えることの
できるある程度のガッツも必要となってくるのです。

では本題の転職者についてです。

 

◆転職者に求められるのは、突出する「何か」

転職者については、第二新卒的な扱いであれば新卒と同じ能力が求められることも
あると思います。しかし、25歳以降、そして30代以降になれば純度の高いピュアさの必要性は段々低くなっていきます。

もちろん素直に働いてくれる人はありがたいです。
ただ、言うべきときにはNOと言える人材、NOと言うだけではなく
「もっとこうした方がいいと思うので私がやります」と言える人物こそ
企業は欲しがっています。


加えて「理解力」も必要です。
例えば言われたことができるのは当たり前。
なぜ上司はその指示を出したのか?
どう工夫したら上司としては助かるだろうか?
上司の観点に立って、自分自身で仕事を創意工夫する、
10言われて10やるのではなく、3言われて12やるくらいの
スキルがある人材は採用後、必ず重宝され、キャリアアップできる
可能性もあります。

例えば社員制度がある会社に、パートや契約社員として入社し、
「正社員になりたい」という人は、上司にお伺いを立てる前に
自分の仕事結果を振り返ってみてください。

・上司は自分の仕事ぶりに満足している様子ですか?
・数字など目に見える成果を上げる、またはその成果に
大きく貢献していますか?
・ミスなく仕事をしていますか?


例えやる気があってもミスばかりされたら、尻ぬぐい
する方は作業量が増えてしまいます。ひどい場合は
「だったらいない方がいいよね」なんて方向にも話が
発展してしまう場合も。



とはいえ、高い専門性さえあればそちらを武器にすることは可能です。
周囲を凌駕する高い専門スキルがあれば、他のスキルが劣っていても
「仕方ない、目を瞑るか」と言ってもらえることもあるでしょう。


ご自身の武器になる能力は何ですか?
いい会社を見つけるよりも、そこに気付くことが大切です。
企業はたくさんの方と面接します。
そこで「こいつは他のやつとちょっと違うぞ?」という
インパクトを残さねばなりません。もちろんいい意味での。

受け身で面接していては、いつまでたっても受かりません。
受かったとしても、その先が明るいものかどうかは正直疑問です。

 

ハローワークに行く、転職サイトを閲覧するなどの行動は
何となく転職活動が進んでいるように思えますが、武器なきまま
動いても何も結果は得られません。まずは武器を探し、なければ
見つけるか身につけてください。