元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

人材・派遣・転職について、仕事や転職が上手くいかない方に向けて語っています。

仕事をスムーズに始める、勤務開始後に忙しくならないための質問術

今回は「仕事をスムーズに始める、
勤務開始後に忙しくならないための質問術」です。
ちょっとややこしいタイトルですが、
読んでいただければ納得していただけるかと思います。

 

 



仕事が始まる前って、普段の生活のなかでも比較的
余裕があるものですが、いざ仕事がはじまると
「あの頃が懐かしいな~」なんて思ってしまうほど
余裕がなくなってしまいます。

それなのに、仕事がはじまってから
「振込用の銀行口座作らないと」とか
「バイト用のスニーカー買わなきゃ」とか
仕事に関する雑用のために、勤務後バタバタ
することってよくありませんか?
(学生さんだとまだよく分からないかと思いますが、
これ、なかなかの「あるある」話なのです)


「あぁ、仕事始まる前に知ってればあの暇な時間に
やっておいたのに!」と思う人、非常に多いのです。
しかしちょっと頭を使えば、仕事が始まる前に
これらのことをできるように仕向けることができますよ
というのが今回のお話しなのであります。

 

では、実際どうすればいいのでしょう?
大事なのはたった1つ。
「勤務開始前にしっかり質問しておく」
ただこれだけです。

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仕事先と一口で言っても、大企業の大量採用から
チェーン店の1アルバイト、はたまた縁故採用
知り合いのお手伝いレベルの仕事まで色々です。

採用する側だって、採用のプロも居ますが
そうではない人もたくさんいますし、逆に
日頃採用ばかりしているからこそ、
働く側の人間にとっては大事なことでも
それが大事かどうかなんて気づかない・
気付けないような採用担当者もうじゃうじゃいます。

だって、入社する1人1人にバカ丁寧に対応している暇も
ないですし、同じことも何百回・何万回も言っていると

感覚がマヒしてきてしまうのです...。


だからといって、そんな採用側に対して受け身過ぎる姿勢は
正直、損。じゃあどう攻めていけばいいかというのは、
これからお話ししますね。


【勤務開始前に事前に確認しておくとよい事柄】
*振込用の銀行口座
これに関する書類を貰ったらすぐ目を通してください。
何なら「採用」と聞いた時点で確認してもいいくらいです。
各会社や勤務先によって、振込口座はまちまち。
「郵便局の口座じゃないとダメ」
「ネット銀行じゃダメ」

はたまた社員ともなれば、経費精算用の口座として
「〇〇銀行〇〇支店で作った通帳がないとダメ」

なんてこともあります。

会社側で通帳を作ってくれるところもありますが、
「自分で作ってください」と言われることも!
これ、勤務開始してから言われると超つらいわけです。
だって銀行は土日やってないのですから。
まだ仕事がはじまっていないときだったら、いくらでも
行けたのにーと後悔しないためにも、早めに確認しておくと
よいです。


*印鑑
「シャチハタじゃダメ」はよく聞きます。
仕事をするようになったら、シャチハタ印鑑、シャチハタじゃない印鑑、

それぞれ1つずつ持っていると後々楽です。

また職種によっては、「訂正印用の小さい印鑑も必要」なんてことも。
そもそもしっかりした印鑑を持っていないと、銀行口座も作れませんし
印鑑、大事ですよ!

 

身元保証人は必要か
すぐ保証人になってくれそうな人が思い浮かぶなら、敢えて質問

する必要もありませんが「ちょっと周囲にいないかも」

「遠方にしかいない」という人は事前に聞いておくと安心です。
勤務開始してようやく取れた休日なのに、遠方の知人のところへ
身元保証人の書類を書いてもらうためだけに足を運ぶとか
正直つらいですもんね。


*服装・靴など
「黒のスニーカーでないとダメ」「Yシャツ必須」
「上履きが必要」など。

服装ルールが多い職場もよくあります。
よく考えたら持ってない、替え用も必要だとなると
せっかくの休日が仕事のための買い出しになってしまいます。
何なら、アフター5に急いで買いにいかなければならないことも。
事前に知っていれば、ゆっくりと買い物できます。



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【質問するタイミングはいつ?】
早ければ面接中でもOKですが、
まだ採用の見込みもないのにあれこれ聞き過ぎも印象ダウンです。

面接中は一番気になる点だけでも聞いておくとよいでしょう。

採用が決まった段階では、あれこれ聞いても問題ないかと思います。

「入社説明会で教えてもらえる」とぼんやり待っているよりかは、
人事に電話して聞き込みしておくと、勤務開始前の時間を有効に
使えます。また、質問と称し、人事や直属の上司とも事前にやりとり
することで「あれ?この会社、ヤバいかも」と察知できる可能性も。

 

スマートに質問すれば「お、こいつ仕事デキそう」とか
「イイ人っぽいな」という印象を先方に与えることもできるので、
ぜひ戦略的に動いてみるといいでしょう。

 

 

【印象よく見せる質問の仕方】
「あのー、〇〇について知りたくてー。あー、あとこれもー」
という聞き方はあまりスマートではないですね。
事前に何を聞きたいかはしっかりメモしておきましょう。
「実は3点お伺いしたいことがあるのですが」
「いくつかお聞きしたいことがあるのですが、お時間よろしいですか?」

などが好印象です。


また、面接のラスト、大抵「何か質問ありますか?」タイムがあるかと
思います。この時、気になる質問をぶっこんで「特にありません」を

防止するのも手ですね。

 

 

良い質問の用意、質問する行動力。
最終的には全て自分に還ってきますので!
「恥ずかしいから」なんて言っていては、いざ仕事が始まれば

もっと恥ずかしいと思うことが出てきます。
心の訓練とでも思ってやっておけば、後々自分がラクできますよ。

 

ハロワ担当者に頼んで企業へ電話をしてもらった時、企業側は正直どう思っている?

ハローワークで仕事を紹介してもらった人なら分かると思いますが、

ハローワークの担当者が様々な事情で転職者に

代わって電話をすることが

あります。これについて正直、

企業側はどう思っているのかお伝えしたいと思います。

 

【ハロワ担当者が企業に電話する内容と、

採用担当者が正直どう思っているか】

 

★応募要項についての疑問点や質問
これについては詳しくお答えするばかりです。
私が勤務していた某銀行は全国各地で応募をかけていたため、
正直電話で印象がよかったから採用に有利になるなどのことは

ありませんでした。

ただ、あまりにも細かく質問し過ぎてくる人は印象悪かったです。

こちらも仕事の傍ら電話対応しているので。

たしか問い合わせ内容はお名前と応募先、

内容を記録で残していたため

聞き過ぎることがかえってあだとなることもあるかも。

 

 

★応募はまだ間に合うか
地域によって「このエリアはもう募集終了」

ということがあったので確認してお答えしていました。

ただ、本当にいい人材であれば募集終了

していても採用するし、なんなら他エリアで

働ける可能性もあるのです。

応募閉め切っているからあきらめようではなく、

どうしても働きたいなら

履歴書を出すべきです。

 

★応募してよいか

応募はまだ間に合うか?はまだしも、応募していいですか?の

電話が正直一番迷惑でした。全国各地で応募しているものの、

窓口は一つだったため大阪から「応募していいですか?」と着信、

次に北海道、次に田園調布などもう答えるのが大変でした。

たとえ応募が締め切っていたとしても銀行の営業職であれば

数人多くたってなんら困りません。

しかも退職者や定年退職者も定期的に出るため、

募集も常に出していました。

関東エリアは充足気味などエリアによる

過不足は多少ありましたが。

 

 

★ハロワ担当者が応募者本人に電話を代わるケース
電話で自己アピールと思っていることも

あるかもしれませんが、応募数もすさまじいため

正直相当インパクトがない限り、覚えていません。

電話を受けた人と、採用において権限がある人が

違う場合が多いのです。

小さい企業なら同一かもしれませんが、

大きめの企業ならあまり意味がないです。

※質問が多すぎて、ハロワ担当者が

「ご本人と代わりますね!」ということも

ありました。

 

 

★書類審査の結果確認

ハローワークで応募した場合、企業はハロワに

結果を伝えなければなりません。

その確認の電話もすごい量でした。

エクセルで検索して回答していました。

時に応募者本人の代理で「結果は?」と聞かれる

ことがありましたが、不採用通知がくると言われていない限り、

一定期間待っても連絡がなければ

まず落ちたと思ってよいでしょう。

一定期間はどのくらい?という疑問があるかと思います。

例えば人事が都内で応募者も都内なら

1週間~10日待てば十分でしょう。

書類の送付先とご自身の住居が極端に離れている

場合には、数日多めに待って

みてもいいかもしれません。


書類選考通過した場合にはお電話します。

出られなければ何度かおかけしますので、不在通知があれば

折り返してみるといいでしょう。特に最近は留守番電話機能が

ない人も多いので。

 

 

★不採用だった理由を聞く

たまーにこんな方もいました。

履歴書を取り出して確認してお答えしますが、

スキルが足りない、転職回数が多いなどと回答していることが

多かったように思います。

 

 

【最後に】

もちろん会社によって異なることも多いと思いますので、

これが企業の絶対ではないことをどうかご理解ください。

むしろ人事採用窓口といっても、血の通った人間の集まり

であるということを理解しておくと、履歴書の扱いや

応募への心構えなども多少変わってくるのではないでしょうか。

 

とはいえ、最後はご縁。

本当にこの言葉に尽きます。

採用されたから幸せとは限りませんし、採用されてからは

新しい仕事のスタートでもあります。

せっかく厳しい関門を潜り抜け採用されても、1か月経たず

退職される方、数か月で辞めてしまう方、必ず出てきます。

採用にこだわるのではなく、ご自身に合った企業を見つける

ことに努めるとよいのではないかと思います。

 

 

 

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履歴書の書類審査はどう行われる?中の人が体験したリアルな審査内容、教えます。

私は某銀行の人事部で仕事をしていたことがあります。
契約書関連がメインでしたが、手が空いたときには
履歴書を裁く手伝いもしていました。


「裁く」。まさにこの言葉がぴったりです。

銀行だけにやはり応募も山のようにきます。

ハローワークから電話も1日10件くらいきます。
(ハロワの電話については別で詳しく)


では履歴書の書類審査までの流れを書きます。
(全ての企業がこうとは限りません)

 

【履歴書の書類審査のリアルな流れ、教えます】
①封筒を開ける

ハサミでチョキっと切ります。アナログなやり方でした。
切りやすいように入れておいてもらうといいかもしれません。


②履歴書を広げる

折り畳み過ぎていると折りジワができてしまいます。
どうしても「読みづらいなぁ」という印象を無意識に受けてしまうので
気を付けるといいかもとも思います。


③見る
写真→文字→経歴→アピールの順で見ていました。
やはり位置的に写真が一番目立つのです。
写真がよくてもその後の工程で落ちてしまうこともありますが、

写真が悪いけど面接に行ける方は超高学歴の人くらいです。
ちょっと怖そう、暗そうでもまぁ会ってみるかとなります。


④封筒と履歴書をクリップに付けて上司に渡す
封筒もきっちり取っておくんです!
封筒がくっちゃくちゃな人もいます。写真もふつう、経歴もふつう、

まあ会ってみてもいいけどどうしようかな~・・・という判断の際に
封筒がくっちゃくちゃだと、、不採用になるかもしれません。
封筒にも気を配って!

 

⑤不採用の書類はPDFにとって保管庫へ。

不採用になっても問い合わせがくることもありますし、

「原本を返してほしい」なんて言ってくる人もいるため

一定期間しっかり保管しておきます。念のためPDFにもとっていました。

一定期間経過したら、シュレッダー行きでした。
ありがとう履歴書。さようなら履歴書。

履歴書の命が終わるときです。

 

 

【書類審査で落ちる履歴書】

 

★転職回数が多すぎる
私も人のこと言えませんが、やはり短期間の転職が多すぎると

正社員となると厳しいです。

 

★文字が汚すぎる
読めないレベルだとちょっとキツイです。
ちょっとしたくせ字ならまだしも、仕事が円滑に進まないレベルは

ちょっと難しいでしょう。いくらPCを使う時代になったといえども、
電話応対でメモを残すなど仕事で手書きが求められることはまだまだ

あります。

 

★矛盾がある

経験者の募集なのに未経験であれば即落とされます。

平均年齢もあるので、そこから著しく高いと書類で落とされます。

年齢が平均よりも少しだけで上で、それ以外はすごく良さそう!という

時には面接に進むケースもありました。でも確率でいうと数%でした。

 

 

★履歴書の証明写真
暗い、怖い、写真が古い、ルールに則っていないような人は書類落ちでした。

写真はまず目に入って来ますし、パッと見て判断がついてしまいます。

履歴書のためだけに証明写真をとるのって大変だと思いますが、

商品でいえばPOPやパッケージデザインくらい大事なものですので

ぜひ気合いを入れてください。

 

★封筒や履歴書がちゃんとしていない

アルバイト雑誌から切り取ったような履歴書。

アルバイトならまだしも、正社員が使うのはNGです。

黄ばんだようなもの、汚れがついているもの、修正液をたっぷり使っているもの

も減点対象です。(点数を付けているわけではなかったですが、印象として)

 

 

【書類審査通過、面接に進める履歴書ってどんなもの?】

 

ある程度、履歴書整理が得意になってくるとちょっと見ただけで

「あ、これはOK」とすぐ判別がつくようになりました。

簡単に言うと、見本っぽい履歴書です!

写真も字も綺麗、中身もしっかりしている、経歴も悪くない。

こんな人が面接に進みます。

書類審査を通過しても、上司が経歴で判断して最後の最後で落とされて

しまうこともあります。

 

経歴は替えようがありませんが、写真や字などは努力次第で変えられます。

字が汚い人はPCで作成するとよいでしょう。

 

 

 

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外国人アルバイトが注意すべき点5か条

今回は外国人アルバイトに焦点を当ててみたいと思います。

最近、かなり増えてきた外国人アルバイト。

仕事探し、また就いた仕事を続けるためのどんな工夫や注意が必要でしょうか。

 

 

(1)長期帰国するときは要注意
「国に帰ります」と言った場合、大抵怪訝な顔をされてしまうと思います。

でも「わかった」とOKがもらえた場合でも要注意。

帰国したら「もうシフト空いていないよ」「もう働かないと思った」などと

言われることもあります。
日頃からしっかりと雇用先との信頼関係を築いておく必要性があります。


(2)自分の国の尺度で物事を考えるな

ここは日本です。自国のルールではなく日本のルールを守れない人は、

クビになっても正直しかたないことも。日本のルールが分からないのであれば、
「教えてください」「勉強します」というスタンスで挑みましょう。

 

 

(3)空気を読む
日本のどの仕事でも必要であり、現代日本において必要なスキル。

それは「空気を読む」ということ。この指示はどうして自分に出されたのか。

上司は何を考えてこれをやれと言ったのか。今は何をするべきなのか。

「空気を読む」ことで仕事がデキる人に格上げされる可能性大です。

 

 

(4)口座は一つ作っておこう
給与の支払い先として銀行や郵便局の口座が必要になります。

仕事が始まってからだと作りにいく時間もないので、時間があるうちに

まず1つ作っておくことをおすすめします。


(5)友人の紹介で仕事を探した方がいい
同じ国の友人が働いていて働きやすいということは、自分も働きやすいということ。
友人のアルバイト先を紹介してもらえないか聞いてみるという仕事の探し方、実はとっても有効です。

 

 

 

もちろん、この5か条のなかには日本人だって出来ていない人もいます。

ただ、外国人の場合は言葉の壁もあり普通に日本人よりもさらに不利になってしまう

ことも多いのです。むしろ日本語がペラペラだったら、日本人以上の給料をもらっているなんて人もごく少数ではありますが存在します。

 

お国柄によっては勤勉な人も多いため、雇用主との相性がよければアルバイトから社員登用されるなんて奇跡もあります。諦めず真面目に働けば結果は出る!

まずは上記の5か条に注意してみてください。