元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

人材・派遣・転職について、仕事や転職が上手くいかない方に向けて語っています。

退職してからの仕事探しで気を付けたいこと

会社在籍中に転職先を探すというのはなかなか簡単なことではないと思います。私自身、5回以上の転職経験がリアルにありますが、在籍中に次の職場を見つけたことが1度もありません。実際、スムーズに移行されていく人を見ると尊敬してしまいます。日々の勤務に加えて転職活動というのは、とにもかくにもハード!まずは退職してから、ゆっくり次を探すというのが転職活動としては理想ですが…。注意してほしいことがあります。

それは「周り(特に家族)からは退職者の心の内は理解されにくい」ということ。退職をしたばかりの人は本当に疲れています。デスクの片付けや送別会参加など肉体的にもそうですし、嫌な上司や同僚との付き合いに我慢していた分、精神的にもどっと疲れが襲ってきます。1か月くらいはゆっくり休もうと思う人も多いと思います。

私も退職してから最低でも1か月は休みたい派なのですが、1か月経過するとだいたい家族は言ってきます。「まだ次見つからないの?」と。活動していても見つからない事もあれば、活動する気力すらない場合もあります。休んでいる人としては1か月はあっという間なのですが、傍から見ている家族としては「だらだらしている」「何もしていない」と思われがち。ムダに傷つかないためにも以下のことをおすすめします。


①事前告知する

「1か月は休ませて?」「〇月から仕事探しをします」など周囲に伝えておくといいと思います。少なくとも話し合っておくと、小言を言われる確率も減るのかも。

 

②失業保険を貰ってゆっくり休む
「失業保険を貰っているから」と言えば家族は大抵安心します。退職前に自分が失業保険を貰える対象なのかよく確認しておくべし。

③お金を貯めておく
次の仕事を見つけるまでの家賃や食費があれば安心して休めます。家族にやんや言われないために旅に出てしまうのも一策です。

④ゆっくりでも仕事探しを始めておく
「1か月休んでから仕事探しをしよう」と思っても、そこから仕事がすぐ見つからない可能性も大です。そうなると、2か月、3か月経ち、働きたくても働けないという状況になってしまうことも。スローペースでもいいので、休み休み、少しずつ。完全に休まないでおくこともコツといえます。

慌てて探してまた退職、も大変です。つらいとき退職することは大賛成ですが、考えられる範囲で計画を立てつつゆっくり休めるといいですね。