元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

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仕事の悩みやマインドが大きく変わるおすすめ本

前回の「仕事に悩んでいる人へお勧めしたい本」がなかなか好評でしたので、今回はまた別の本をご紹介したいと思います。悩みを解決してくれる本ももちろんいいのですが、読んでいる間も仕事のことを考えてしまってリラックスしづらいという側面もあるかもしれません。そういう点において効果があるのは、仕事の事を忘れさせてくれるような刺激的な本なのかも?!

というわけで今日の一冊は
「ガンジス河でバタフライ」著:たかのてるこ  です。

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過去にドラマ化もされたそうなので、タイトルを耳にしたことのある方もいることでしょう。それにしてもこのタイトルにこの表紙、すごいなー!!という想いで表紙を眺めてしまいます。

内容は著者の海外旅行記なのですが、ツアーで観光地を巡る旅とは180度違って、現地の人とのふれあいを大切にする、いい意味での行き当たりばったりな珍道中です。まるで自分自身も一緒に旅しているような気分になりますし、ワールドワイドな世界観のなか、なぜだか自分の悩みがちっぽけに思えてくるから不思議です。

悩みってどんどん視野が狭くなりがち…。世界に目を向けてみるのはいいことだと思います。いかんせん海外旅行に行きたくても気軽に行けないからこそ、今こういった本が面白いと感じます。海外旅行が好きだった人は是が非でもグッとくるでしょうし、旅行はそこまで…という人も異次元の世界に新しい刺激をもらえる可能性ありです。

私自身、マインドが変わった!と感じる思い出はいつも海外旅行でした。旅先で外国人に写真を撮ってもらうことになり、ピースのポーズをしていたら「ジャンプしなよ!」と言われ。思春期真っ只中の年齢で父親と思いっきりジャンプして写真を撮ってもらいました。写真を撮る=ピースする、という固定概念を取り払われ、「あ、もっと自由でいいんだ…」と気付いた瞬間でした。無人島のビーチで絶景を見た時にも、自分が普段いる世界(社会)がどんなに狭いのか思い知らされました。



日常とは全然別の世界に身を置いてみると、「こんな生き方もあるな」と新しい視点が持てたり、「あんな会社どうだっていいや」と思えたり。とにかく考え方の幅もワールドワイドに広がる気がします。

「毎日、会社と家の往復でつまらないな」「悩みがなかなか解決しない」「最近訳もなく落ち込んでいる」などの時。正攻法な解決がもちろん一番ですが、いろいろな事情で解決にたどり着けない時に「本」というスパイスで違う刺激を入れてみると、意外なところから答えが見つかったりすることもある気がします。

お題「気分転換」