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インターネット求人全盛期の今ハローワークに行くメリットとは?

「仕事探しはどこで行うのがベストなの?」という疑問を持つ方は多いと思います。私自身、お年を召した方に「ハローワークで仕事探ししたら?」と言われて「いや、インターネットで探します」と言ったら、喧嘩になったことがあります笑


今の時代に最も手軽なのがやはり「インターネット求人」とならざるを得ません。若い方ほどその傾向は高いです。

インターネットで求人探しするメリットは
・新しい求人と出会える
・気軽に応募できる
スマホやPCがあればすぐ探せる
・求人数が多い

デメリットは
・求人数が多すぎて探すのが大変なこともある
・検索知識や検索能力がある程度必要
・インターネット環境が整っていないと場合によっては通信費がかかる
・怪しい求人もある

インターネット求人の良さは「鮮度」です。できれば「新着求人」や掲載日時が早いものをチェックすることをおすすめします。求人サイトが頻繁に更新されているかも確認したいものです。更新が何年もされていない求人サイトは信用なりません…。

求人サイトの気を付けたい点は、よく読まないと「実は派遣業だった」「夜のお仕事だった」などの案件も割とあるということです。仕事内容や時給がいいからと焦って応募するのは避けましょう。心配なら企業名でYahoo!検索、グーグル検索!とにかく検索です。会社のホームページが無い、ホームページが古い会社もお勧めしません。


対してハローワークで仕事を探すメリットは
・無料で求人検索、相談ができる
・家族が安心する
・怪しい求人と出会う確率は低い
・社会復帰するための貴重な場


デメリット
・交通費がかかる
・応募倍率が非常に多い
・採用までのスパンが長め

ハローワーク」という言葉には世間的に安心感を与えられるものだと思います。もし仕事を退職して今すぐ仕事を見つけるつもりはないけれど、家族からせっつかれている、行き場がなさそうならとりあえずハローワークに行ってみることをおすすめします。最悪「ハロワ行ってる」と言うだけでも免罪符になるのでは?

会社員時代は規則正しい生活リズムだったのに、仕事を辞めてしまうとどうしても生活リズムが狂ってしまいがちです。出不精になったり、人と会いたくないから出かけなくなってしまったりすると、どんどん復職から遠ざかってしまいます。

そんなときハローワークは意外な拠り所となってくれます。軽く腕慣らしに求人検索してみるのもよし、職業訓練を受けて資格取得してみるのも大いにスキルアップにつながります。研修や面接対策もしてくれます(無料)。もし転職に行き詰っているのであれば大いに活用すべきです。

無職なのに目的もなく外出するのは気が引ける人もいると思いますが、「ハローワークに行く」という目的が一つあれば外出しやすいのではないでしょうか。自宅から遠いと、場合によっては交通費がかかってしまう点はデメリットかもしれませんが、お仕事探しの心の居場所として、ぜひハローワークという選択肢も忘れず残しておくとよいでしょう。

ハローワークは実際に行ってみると分かるのですが混雑しています。ですので求人応募の倍率も高い!それに対して企業側は「とりあえずハロワにも求人出しとくかー」という冷めた気持ちで出しているようなところもあります。なぜなら募集を出す分には無料だから。そういった点も頭に入れた上で求人探しは利用するといいのではないかと個人的には思います。

但し、緊急時代宣言やまん延防止等重点措置対象区域のハローワークの場合、出来る限りハローワークインターネットサービスからのオンラインによる手続きやファックス、郵送などによる手続きを推奨される場合があります。