元人材業界「中の人」が語る派遣・就職・転職バナシ

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妊娠を望んだ時に会社でまずすべき大事なことは?

 

妊娠を望んでいる、妊娠を前向きに検討している、妊活している…などという時に会社でまずやるべきことは何だと思いますか?

私はまず会社の社則を全て熟読しました。

(本当は全ページを印刷してじっくりと読みたかったのですが…プリンターは他の社員さんと共有、という会社は多いと思います。「何を印刷してるの?」「何で社則を印刷しているの?」という話になってしまうため、社則が何十頁にも渡るばあいに印刷はあまりおすすめしません💦)

社則とは、会社に関する規則のことです。
産休育休が取れるかなど、妊婦にとって喉から手が出るほど大事な情報がこれでもかと明記されています。

もしも会社に社則がない。自由に見ることができない。そんな場合は、その会社に在籍したまま出産することは一旦よく考えた方がよいでしょう。産休や育休がしっかりと取得できない、社内にルールがない可能性もあります。

社則があったとしても、出産に関する事項について詳しく把握し親身になってくれる上司は多くはいないと思います。頻繁に部下が産休を取っていれば話は別かもしれませんが。大抵、上司の頭の中はこれから産休育休を取る部下のことよりも「部下が居なくなってからのことをどうしよう。後任を探すか」という事を考えがちだからです…。

まずはご自身がよく社則を把握して、妊娠後の勤務について上司と相談することが得策だと思います。(もちろん相談を始めるのは妊娠が分かってから!)

また、実際に産休育休を取得した先輩に話を聞く・繋がっておくのもおすすめです。
「社則はあるけれど機能していない」のであれば問題なので、実際に社内で経験した人の体験談は貴重。

産休前に「お祝いを兼ねてランチをご馳走させてもらえませんか?」と言いつつ、しっかり話を聞かせてもらうと、自分の番になった時にもとっても役に立ちます。連絡先を交換しておくと、分からないこと不安なことも相談しやすいです。


妊娠すると普段は何ともなかった通勤がしんどかったり、勤務時間がとてつもなく身体に応えたりします。私は妊娠後に時差出勤、また勤務時間の短縮を申請しました。(これらは社則を読んで可能だと把握していたからです)

通勤時間を少しずらすことで通勤ラッシュからも少しでも逃れられ、座って通勤できる確率が増えたことで精神的にも安心して通勤できました。少々遅れて行っても、朝礼や朝のミーティングに出れないくらいで仕事には何の支障もありませんでした!

妊娠が分かってから社則について調べ始めて、「自分の会社って妊婦に優しくないぞ?」と発覚しても、そこからの転職は見込めません。計画的な妊娠以前に、計画的な転職活動がカギなのです。